レジストソーラー AK

レジストソーラーAKは、陸屋根(屋上)設置用ソーラーパネル架台等と防水層の間に設置する防水層保護用ゴムシートです。露出防水層の上にソーラーパネル用架台や重量基礎を直接設置すると、太陽電池モジュールが風などにより振動して防水層を損傷する恐れがあります。(陸屋根等で用いられる露出防水層・防水シートは原則非歩行ですので、重量物を上に置く仕様になっていません。)レジストソーラーAKを架台や基礎と防水シートの間に敷くことで、高い耐荷重性により防水層を保護することができます
また、経年により、ムシートの化学成分と塩ビ樹脂製防水シートに含まれる可塑剤が相互に影響し、防水シートの性能を損なう(=防水シートの劣化)可能性があり、対策としてレジストソーラーAKの下層にはアルミニウム膜が施されているといった特長もあります。
太陽光パネル以外の空調設備・配電設備等の設置の際にもご採用いただいております。

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製品仕様 ①厚さ6mm × 幅1,250mm × 長さ10M(1本あたり約60kg)
②厚さ6mm × 幅200mm x 長さ10M(1個あたり約9kg)
<よくある質問・注意すべき項目、等>
1.なぜ防水層保護用のシートが必要なのか?
陸屋根等で用いられる露出防水層(防水シート)は原則非歩行です。太陽光パネルなどの重量物を事後的に設置する場合、防水シートのメーカー保証がなくなる可能性があり、防水シートに対する荷重分散を検討する必要があります。太陽光パネルを設置する場合、その後の防水シートの交換工事を行うことは容易ではないため、防水シートへの長期的なダメージを軽減させることが目的です。
 
2.陸屋根の構造と太陽光パネル設置の課題
陸屋根では雨水がたまらないよう、屋根勾配(1°程度の傾斜)がつけられています。仮に10mの太陽光パネルを設置する場合、両端では約10cmの高さの違いが生じている、ということです。一見フラットに見えても(シートの継ぎ目が浮いていたり、ガタガタのことも多い)、実際には荷重の加わり具合が場所によって異なり、また天候や風向きの影響を長期間受け続けることにより、防水シートのシワや破れ(→工事やり直し)といったトラブル事案に発展する恐れがあります。
 
3.太陽光パネルは動かないのでは?
最近では太陽光パネルの軽量化とともに、設置工事を簡略化することを目的に、アンカー工事を行わない太陽光パネル設置が増えています。太陽光パネルのメーカー様の実験では、数分間強風を受け続けても一切動かない、という試験結果がありますが、上記2の通り屋根勾配による荷重の加わり具合が場所によって異なり、風向きも時期・天候によって一定ではないことから、目に見えない微細な振動が現場では発生しており、長期的には太陽光パネル自体が動いてしまっているケースもございます。
 
4.レジストソーラーの耐久性について
陸屋根の到達温度は70℃を超えますが、レジストソーラーは-40℃~90℃での性能実験をクリアしております。また、ドイツのISO規格に応じた、引張強度、破断時伸び、圧縮応力等の実験をクリアしています。
 
5.架台と緩衝材の接着について
現場での作業効率を上げるため、両面テープ等で架台と緩衝材を簡易接着するケースが散見されます。ただ、両面テープでは土・埃なども吸着してしまうため、長期的に接着力が弱まり、はがれてしまう恐れがあります。
また、瞬間接着剤のようなアクリル系接着剤は割れやすいため、ウレタン系の接着剤を推奨させていただいております。
レジストソーラーのお見積りの際に、重ねて接着剤もご案内させていただきます。
 
6.ゴムの緩衝材さえ設置すれば問題ないのか?
緩衝材としてゴム素材のものが検討されることが多いです。ただし、ゴム素材には老化防止剤や油、加硫促進剤といった添加物が含まれており、防水シートの性能を化学的に劣化させる恐れがあります。レジストソーラーについては、防水シートとゴム素材が直接触れ合わないよう、絶縁用アルミシートを貼り合わせ、防水シートの保護性能を高めています。
※以下画像は、防水シートが劣化・硬化した結果、ひび割れが生じたもの。雨漏りの原因となります。
 
7.メーカーが保証してくれない代わりに、防水シートの保証はできないか?
陸屋根に設置される防水シートは、寒暖の変化や経年により、膨れや接着の剥がれといった事象が起こりやすく、建物の構造や太陽光パネルの重量によって環境が大きく異なるため、弊社が防水シート自体を保証することはできません。
弊社はレジストソーラーの納入業者ですので、万が一レジストソーラー自体に破れや瑕疵があった場合は、速やかにレジストソーラーの交換対応をさせていただきます。
 
8.結露は起こらないのか?
レジストソーラー自体はゴム素材になるため、水をはじきます。レジストソーラーが原因での結露は起こりません。
(寒暖の差が原因で陸屋根全体に結露が生じることはあり得ますが、これはレジストソーラーの有無は関係ありません。)

9.納入実績を教えてほしい。
従来、レジストソーラーは関連業者様の工場に出荷し、加工作業されていたため、弊社では実際の納入先まで把握できておりませんでした。(推定100カ所以上。)今後は本ページにてアップデートしていく予定です。
なお、ドイツのREGUPOL社では世界全体で50年以上、4憶㎡超の販売実績があります。

 
10.カット対応はできないか?
可能です。カット作業に1週間程度要しますが、ご希望の寸法にカットすることができます。(カット外注費は別途お見積りさせていただきます。)
 
11.配送方法は?
重量物になりますので、路線便(混載便、時間指定不可、車上渡し)を利用しております。お受け取りの際は、台車等を準備いただき、複数名でご対応ください。
 
<実際の設置作業中の写真>
幅10cm、長さ4Mのアルミ架台に対して、レジストソーラーは幅25cm(もしくは20cm)、長さ40cmを使用し、主要構造部に接着。

製品絞り込み

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